
特定健康診査・特定保健指導とは 特定健康診査・特定保健指導について
◆特定健康診査(特定健診)とは
特定健康診査(特定健診)は、生活習慣病(高血圧・脂質異常・高血糖など)のリスクを高めるとされる「メタボリックシンドローム」やその予備群の方を早期に発見し、生活習慣病の予防・改善することを目的としています。
- ※メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪が蓄積されている状態に加え、血圧が高い、血糖値が高い、血中の脂質が多いなどの症状が2つ以上重なった状態のことです。
これらは動脈硬化を促進し、心臓病や脳卒中などの重い生活習慣病が進むリスクがあります。
○健診内容
基本的な検査項目 |
○質問票(服薬歴、喫煙歴等)
○身体計測(身長、体重、腹囲、BMI)
○血圧
○血液検査
・脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
・肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
・血糖検査(空腹時血糖、HbA1c)
○尿検査(糖、蛋白)
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詳細な検査項目 |
※医師が必要と認めた場合に実施
○貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値)
○心電図検査
○眼底検査
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◆特定保健指導とは
特定保健指導とは、健診を受けた結果により、メタボリックシンドロームの状態やその予備群と判定された方に対し、医師・保健師・管理栄養士などの専門家が生活習慣を改善するためのアドバイスや支援を行います。専門家から適切なアドバイスを受け生活習慣を改善することで、生活習慣病を予防することができます。そのアドバイスや支援を特定保健指導といいます。
特定保健指導には生活習慣病の発症リスクが中程度と思われる方に対して行われる「動機づけ支援」と生活習慣病の発症リスクが高いと思われる方に対して行われる「積極的支援」の2種類があります。
○対象者
医療保険者(市町村国保、国保組合、健保組合、協会けんぽ、共済組合)に加入している40歳から75歳未満の方が対象です。
- ※75歳以上の方は大阪府後期高齢者医療広域連合が健康診査を実施します。
○特定健診・特定保健指導を受けることのできる機関について
受診できる健診等機関は保険者(市町村や国保組合等)が体制を整備していますが、保険者ごとに異なることがありますので、詳しくは加入されている保険者(お住まいの市町村または国保組合等)へお問い合わせください。
特定健診は簡単に受診できます